小児矯正を行う上で大切な事

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小児矯正のメリット

小児矯正のメリット

成長力を上手く引き出してあげることで、抜歯する本数を減らせる可能性が高まります。後に本格的な矯正が必要なった場合でも、負担の少ない治療が可能となります。

矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。
当院の小児矯正治療は永久歯が生え揃うまで口腔内を管理いたします。
矯正治療の介入は適切なタイミングで行っており、矯正治療中は1~3か月に1度の来院が必要になります。

治療を成功させるために

治療を成功させるために

小児矯正を行ううえで、親御さんのご理解が最も重要です。小児矯正は治療への理解が大切であり、歯科医師とお子さん・親御さんの信頼関係がなければ成功しません。歯科医師と親御さんがしっかりと連携し、お子さんの意欲を高めてモチベーションが維持できるようにする必要があります。

使用する装置

  • ブラケット ラディアンス(バイオデント社) ブラケット ラディアンス(バイオデント社) ブラケット ラディアンス(バイオデント社)

    目立たないブラケットや白いワイヤー

    矯正装置を目立たなくすることで、「話す」「笑う」などのお口の活動が抑制されないようにしています。

  • メモリーエクスパンションスクリュー(拡大装置)

    メモリーエクスパンションスクリュー(拡大装置)

    安定した力を持続的に発揮しやすく、なおかつ従来の拡大スクリューよりも痛みが少ないため、装置の適合性が優れているメリットがあります。
    他の拡大装置よりも、お子さんの身体の発育に合わせやすく、顎を広げていく拡大治療がスムーズに行えます(2016年学会学術報告より)。基本的に、顎が活発に成長すると言われている夜間のみ装着します。

  • インビザライン(マウスピース)

    インビザライン(マウスピース)※1

    ストレスなくお食事ができるので、食事中に養われる「お口の力」の発達を妨げずに済みます。
    歯の動き、治療後の歯ならびを予測できるため、お子さんのモチベーションを維持しやすいメリットがあります。側方拡大や遠心移動が柔軟にできるため、非抜歯治療の成功率が向上します。また、痛みが少ないのもメリットの一つです。
    ※1 マウスピース型矯正歯科装置

  • 歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)

    歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)

    歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)は受け口を改善する矯正装置です。5歳ごろから治療が可能で、主に就寝時に使用することで反対咬合を矯正します。

  • 歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)

    歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)

    弾性があるため使用時の“痛み“がほとんどありません。永久歯に生え変わる前に使用することで「不正咬合」の予防だけでなく、「口呼吸から鼻呼吸へ」「正しい飲み込みや発音」など健康な体に導くことを目的とします。

  • マルチファミリー

    マルチファミリー

    5歳以上のお子さんに使用できる矯正装置で、口腔内の筋肉の緊張を緩和し歯列を適切に調整します。筋機能矯正装置のため本格矯正(2期)が必要になる場合もあります。

インビザラインについて

  • 未承認医薬品について
    インビザラインは、薬機法上の承認を得ていません。
  • 入手経路の明示
    インビザラインは米アラインテクノロジー社の製品の商標です。インビザライン・ジャパン社を通じて利用しております。
  • 国内の承認医薬品等の有無
    日本国内で歯科医師が患者様に合わせてオーダーしたものを、米アラインテクノロジー社が、海外にある工場において製作します。設計は日本国内で歯科医師が行いますが、実際に製作されるのは海外においてであり、薬機法の対象とはなりません(薬機法対象外)。
  • 諸外国における安全性等に係る情報の明示
    インビザラインは、2023年現在、全世界で1,400万症例以上の患者様が治療されています。重篤な副作用の報告はありません。
  • 医薬品副作用被害救済制度の対象外
    インビザラインは、薬機法の承認を受けておりませんので、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。

小児矯正の注意点・
リスクなど

過剰な拡大治療や無理な非抜歯治療は、お子さんのお口に大きなダメージを与えかねません。過剰な矯正力による歯の配列も、歯根吸収のリスクや顎関節への大きなダメージにつながります。小児矯正では、「やりすぎないこと」が大きなポイントとなります。